免許を取ってみたいなと思ったのは友人とのドライブが楽しかったからでした。あまり旅行はしないし、交通手段は電車や自転車、バス、徒歩など車に頻繁に乗る生活をしていなかったので、これまで車に縁がありませんでした。なので、未知の体験である車自体に興味があったというのもあったかもしれません。

これまでの友人とのドライブで一番記憶に残り楽しかったことは、山頂付近にあるお土産屋さんに連れてもらった時の事です。そこは天気が晴れていると山頂付近から街並みが見渡せるし、山に向かうまでの景色も綺麗で、お土産屋さんには珍しい民芸品があると聞いていました。

その日は朝から晴れていて、昼頃に待ち合わせをした友人とさっそくドライブに出かけました。行きはとても楽しく、会話もはずみました。車の中にいるのに、山頂付近の景色を見ていると、なんだか車の中も空気が美味しような気もしました(笑)

紅葉には少し早いくらいの時期でしたが、山頂付近は早くに紅葉が始まっているようでした。お目当ての山頂付近のお土産屋さんについた私たちは、軽食をとり、珍しい木工の民芸作品などを購入し帰路につこうとしました。

お店を出てびっくりしたのが、駐車場が霧のもやに覆われていたこと。とても濃い霧で、こんな風景は生まれてから一度も見たことがないというレベルでした。

こんな霧の中でふもとまで降りるのは危ない・・・でも、暗くなった方がもっと危なくなるかもしれない・・・そんな葛藤を二人で繰り返し、とりあえず降りるという答えに決定しました。

運転の上手い友人も考えあぐねていたのが少し心配でしたが、とにかく車は出発。霧のためハイビームでライトを照らしても数m先の霧と地面が照らされるだけという天候の悪さ。友人は慎重に車を運転していました。ただでさえ山を降りる曲がりくねった道でしたから・・・。

運よく前の車に追いつき、前の車を目印に運転できるようになったころ合いから、二人の中で安心感が出てきました。そうしたら、周りを見渡す余裕も出てきて「周りが全然見えないね」「霧しか見えない」「本当に(笑)」という感じに、この濃霧を楽しめるようになれました。

ふもとまで降りると霧は薄くなり、小雨が降っていました。運転する友人は気が気じゃない体験だったかもしれませんが、助手席に座る私自身にとってはあれだけの濃霧は初めてだったので、なんだかドキドキするアトラクションを体験したような記憶となり残りました。

ドライブという楽しみを自分一人でも楽しんでみたい、友人を今度はこちらからドライブに誘ってみたい。自分で運転する楽しさも知りたいなということで免許取得の計画を立てるまでになりました。車でドライブすることを教えてくれた友人は今は私の旦那になりました(笑)

今の私は旦那ほどではありませんが運転もできるようになり、たまの休みには旦那と連れ立って互いに交代に運転をしたりしてドライブを楽しんでいます♪